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2017年12月1日(金)

「架空のゴミ」資料示せず

森友疑惑 辰巳氏追及に国交省

参院予算委

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=30日、参院予算委

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は30日の参院予算委員会で、森友学園に国有地が異常な安値で売却された疑惑について、「架空のゴミ」のでっちあげにより、その処理費として過大な値引きが行われたことは明らかだと追及しました。

 疑惑をめぐっては、国側が、国有地の“3メートルより深いところで新たなゴミが出た”という値引きの筋書きを示し、学園側と「口裏合わせ」をしていた会合の音声データが発覚。国側は新たに出たゴミの処理費の「資料提出」を求めたやりとりだったとしています。

 辰巳氏は、3メートルより深いところでゴミが出たことを示す資料は森友学園側から出されたのかと質問。ところが財務省の太田充理財局長は、具体的な資料を何ら示せず、「トータルとして必要なものは、ある意味でいただいている」と強弁しました。

 辰巳氏は、地中ゴミの深さをめぐり、会計検査院が国土交通省大阪航空局の査定に十分な根拠はないとし、「口裏合わせ」の会合でも工事業者が「3メートルより下から(ゴミが)出てきたかどうかは分からない」と述べたことを挙げ、「専門家として当然の知見を述べたものだ」と指摘。「あらゆる資料が『3メートルより深くにゴミはない』ことを示している中で、『出てきた』証拠を示す責任は国交省にある」と強調し、首相・政府が不適切な値引きの原因解明へ責任を果たし、関係者の証人喚問も行うよう求めました。(詳報)


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