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2017年11月30日(木)

核兵器のない世界実現へ

広島で国連軍縮会議始まる

10カ国以上参加

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(写真)「核兵器のない世界」の実現を話し合うセッションに登壇した左から坪井、松井、朝長各氏ら=29日、広島市

 核兵器のない世界の実現に向けて各国の政府高官や軍縮問題の専門家らが話し合う第27回国連軍縮会議が29日、広島市で始まりました。核保有国を含む10カ国以上から約60人が参加。30日まで開かれます。

 開会式では、国連の中満泉(なかみつ・いずみ)軍縮担当上級代表が、同日未明の北朝鮮のミサイル発射に触れ「すべての関係国が朝鮮半島の非核化を求めなければいけない」と強調しました。

 パネルディスカッションで、松井一実広島市長は7月に採択された核兵器禁止条約について「被爆者のこれまでの苦しみや努力に言及され、実った」と強調しました。その上で「72年前の、きのこ雲の下で何が起こったのかを改めて認識し、被爆者の思いを他の誰にもさせてはならないという被爆者の言葉の重みを十分に受け止めてほしい」と要望。「被爆地・広島の地で核兵器廃絶に向けて取り組む決意を新たにしていただき、積極的かつ前向きな議論を通して核兵器のない世界に向けて素晴らしいメッセージを世界に発信したい」と呼びかけました。

 広島県被団協の坪井直理事長(92)は、20歳のときに被爆し、原爆症とたたかいながら核兵器廃絶の運動に取り組んできたと語り「戦争で殺し合うことが喜びとなるような人類ではダメだ。最後の最後まで、人類がいつまでも平和で幸せであることを願っている」と力説しました。

 日赤長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男さんは核兵器禁止条約の採択を「長崎市民は条約を心より歓迎するものです」と述べ、条約に署名しない核保有国と日本政府を批判した上で「核兵器のない世界がゴールです」と訴えました。


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