2017年11月28日(火)
安倍首相が改憲メッセージ
日本会議20周年大会 通常国会で発議狙う
改憲右翼団体「日本会議」と、同会議と一体の国会議員懇談会の設立20周年記念大会が27日、東京都内のホテルで開かれました。
安倍晋三首相がメッセージを寄せ「自由民主党は国民に責任を持つ政党として、憲法審査会における具体的な議論をリードし、その歴史的使命を果たしてまいります」と表明しました。
同大会には自民党や希望の党、日本維新の会から三十数人の国会議員が参加。日本会議議連の新会長に就任した自民党の古屋圭司衆院議員は「憲法改正に向けて確実に歩を進めていこう」とげきを飛ばし、同党憲法改正推進本部顧問の下村博文元文科相は「来年の通常国会にはわが党として憲法改正発議ができる、それを憲法審査会で(改憲案を)提案できるよう頑張る」と表明しました。希望の党の松沢成文参院議員団代表は「憲法改正に進むよう希望の党として最大限の努力をする」、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「憲法改正議論は、先頭に立つ」と呼応しました。
大会は「いよいよ我々は、憲法改正実現のための正念場を迎えている」とする宣言文を採択しました。
「九条の会には負けられない」
日本会議地方議員連盟の松田良昭会長が「九条の会や護憲派には負けられない」と述べ、全国289の小選挙区に改憲推進組織をつくり、来年の憲法記念日の5月3日には組織をあげてフォーラムを開催し改憲の機運を高める方針を示しました。