2017年11月19日(日)
「読売」に加計1ページ広告
“驚き”“あぜん”の声
|
安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(加計孝太郎理事長、岡山市)の岡山理科大学の「新しい獣医学部、誕生!」「52年ぶりの獣医学部に託されたミッション」との全面広告が18日付の読売新聞に掲載されました。インターネット上でも“新聞一面広告に驚き”“あぜん”“ドン引き”などの声があがっています。
林芳正文部科学相が14日に学校法人「加計学園」が申請していた獣医学部新設を認可したと発表しましたが、加計理事長の友人である安倍首相の「ご意向」が働いた疑惑は未解明のままです。
安倍政権が「熟度が高い」と説明してきた同学園の構想のずさんさが文科省の審議会資料などから明らかにされています。
獣医学部新設を認める答申をだした文科省の大学設置・学校法人審議会の審査では、厳しい意見が相次ぎ、答申も“条件つき”。愛媛県今治市が国家戦略特区に提案した「国際水準の獣医学部」とはいえない実態が浮き彫りになりました。
安倍内閣が閣議決定した新設を認めるための条件に適合するかどうかも審査しておらず、強引な認可に批判が広がっています。