2017年11月18日(土)
“福島原発事故終わってない”
反原連 首相官邸前抗議
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首都圏反原発連合(反原連)は17日、首相官邸前抗議を行いました。安倍晋三首相は同日の所信表明演説で、東京電力福島第1原発事故の責任や収束の見通しが立たない状況や避難者の困難に一言もふれませんでした。参加者からは、福島の現状を無視し、原発再稼働・輸出に突き進む安倍首相への怒りの声が相次ぎました。
東京都武蔵村山市の青年(25)は、3回目の参加。「原発がなくても、電気は足りている。地熱など日本にあるいろんなエネルギーを有効に生かせるようにすべきです。再稼働は絶対に反対です」と語りました。
同世田谷区の女性(65)は、安倍首相の所信表明演説について「再稼働や輸出を進めるために“福島事故は終わった”というのが安倍首相の姿勢です」と憤ります。「国民の過半数は再稼働反対です。あきらめず声をあげ続けます」
この日、600人(主催者発表)が参加。国会正門前エリアでスピーチに立った日本共産党の武田良介参院議員は、原発輸出や東電柏崎刈羽原発再稼働をねらう安倍政権を批判し、「“再稼働やめろ”がゆるぎない国民多数だ。みなさんとともにしっかり声をあげ続ける」と表明しました。