「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年11月17日(金)

北朝鮮問題 非核化へ対話再開を

ASEAN首脳会議 議長声明を発表

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【マニラ=井上歩】東南アジア諸国連合(ASEAN)は16日、マニラで13日に開催した首脳会議の議長声明を発表し、北朝鮮問題に関して「朝鮮半島の平和的な非核化」を求める立場を改めて表明。関係国に対話の再開を呼びかけました。

 議長声明は、核実験を含む北朝鮮の「挑発的で威嚇的な行動」に深刻な懸念を表明。広い地域の平和と安定を深刻に脅かしていると指摘し、北朝鮮に国連安保理決議の履行を強く求めました。

 声明はそのうえで、「緊張を緩和し、平和・安定につながる状況を生むための自制と対話の再開」を呼びかけました。

 南シナ海問題では、「ASEANと中国の関係改善」を指摘。南シナ海行動規範(COC)の枠組み採択とCOCの交渉開始宣言を評価し、突発的な事故の危険や緊張を低下させるホットラインなどの協力措置の進展に期待を示しました。

 議長声明は同時に、南シナ海の平和、安全保障や「ルールに基づく秩序」を維持・促進する重要性を確認。国際法に従った平和的解決と、いかなる国も軍事的拡張や情勢の複雑化をしないことが重要だと強調しました。

 同日発表されたASEAN中国首脳会議(13日開催)の議長声明は、ASEAN諸国と中国が「COC条文の実質交渉」の正式な開始を宣言したと明記。声明によると、合同作業部会と高官会合でCOCの起草作業を行うことが決まりました。作業部会は来年早期にベトナムで開かれます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって