2017年11月15日(水)
9条は戦没者の遺言
東京 平和遺族会が全国総会
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平和を願い戦争に反対する戦没者遺族の会(平和遺族会、島田初代会長)は14日、東京都内で全国総会を開き、各地の支部から45人が参加しました。
島田会長は「安倍首相は憲法9条を変えると言っています。私たちは72年前に肉親を戦争で失った不幸せを忘れずに、改憲阻止の運動をすすめていきたい」とあいさつしました。
会場からは「『戦争だけは絶対にダメ』というのが戦没者から強く残された言葉。平和憲法を守る仲間の活動を信じている」(東京・男性)、「安倍首相の地元である山口県で新しく支部が結成された。共産党、社民党、民進党の県議らが参加し平和遺族会版の『野党共闘』ができている」(京都・男性)、「遺児として、平和憲法を守るのは孫子の代への責任」(大阪・女性)など、活発な発言がありました。
来賓として、日本共産党の土井洋彦幹部会委員・宗教委員会責任者、斉藤まりこ都議があいさつしました。社民党の吉田忠智党首がメッセージを寄せました。
総会は15日まで。「戦争につながるどんな小さな動きにも反対し、戦争で殺された肉親の『遺言』である憲法9条改悪を許さない」などとする声明を決議することにしています。