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2017年11月12日(日)

都民ファがパー券売り付け

業界団体「自公と同じ」

“しがらみのない政治”どこに?

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(写真)都民ファーストの会パーティー券

 小池百合子東京都知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が、14日に新宿区内で開く政治資金パーティーの参加券をさまざまな業界団体に売り付けていることが本紙の取材でわかりました。パーティー券は1枚2万円で、ノルマを課せられた都議から購入を依頼された団体の関係者は困惑の声を上げています。

 政治資金パーティーは「都民ファーストの会 東京大改革のつどい」の名称で、案内状は荒木千陽代表(都議)と小池特別顧問の写真付き。券の代金の振込先は「みずほ銀行東京都庁出張所」の同会名義の口座となっています。会場となるホテルでは、参加人数は800人程度と主催者から依頼を受けたと言います。

 関係者によると、案内状は運輸、建設、医療、私学など、自民党を支援してきた団体にも送付したといいます。建設業界団体のある役員は「都民ファーストの都議が案内状を3枚置いていった。しがらみ政治をなくすといっていた政党まで、自民党や公明党と同じことをやるとは。東京都にはいろいろお願いをしているので、パーティー券はお付き合いせざるを得ない」と、記者に語りました。

 券の購入を決めた、ある業界団体の役員は「実は公明党と自民党も11月から12月にかけて同じホテルで1万円会費、2万円会費のパーティーを開くので、それも付き合わざるを得ない。都議選で公約した『都議会改革』はどうしたのか」とあきれた様子です。

 都民ファーストの会は今年1月に地域政党として発足。小池氏や同党都議は「都議会改革」「しがらみのない政治」を売り物にしてきました。


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