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2017年11月10日(金)

日本政府は対応の根本的見直しを

「対話による平和解決」 中韓両首脳の表明は重要

北朝鮮問題 志位委員長が会見

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 日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内で記者会見し、トランプ米大統領の韓国、中国での首脳会談の結果について問われ、中韓両国首脳がいずれも、トランプ氏との共同記者会見の場で、北朝鮮問題への対応として、「対話による平和的解決」を主張したことを指摘。「たいへんに重要な言明であり、この方向で事態が打開されることを強く願う」と表明しました。


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=9日、国会内

 志位氏は、首脳会談後に韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が、「われわれは、北朝鮮の核問題を平和的に解決するよう協力することで一致した」と表明し、中国の習近平国家主席も「双方が対話と交渉を通じた解決にコミットしている」とのべたことに言及。「この問題の解決の道は、経済制裁の強化と一体に『対話による平和的解決』をはかる以外にありません。そうした方向を韓国と中国双方の首脳が言明したことはたいへんに重要であり、こういう方向で事態の打開がはかられることを強く願う」と表明しました。

 そのうえで、日米首脳会談では、安倍晋三首相が、北朝鮮との対話を拒否する姿勢を示すとともに、「すべての選択肢はテーブルの上にある」というトランプ大統領の立場を支持し、米国の軍事力行使を容認する態度を示したことを指摘し、「韓国、中国の首脳の発言との対比でも、対話を否定し、軍事力行使を容認する安倍首相の立場は飛びぬけて特異なものになっている」と強調。「こうした立場を日本政府は根本的に見直すべきです。そのことを強く求めたい」とのべました。

 また志位氏は、日本、韓国、中国訪問でのトランプ氏の対応について問われ、「トランプ氏は、『圧力の最大化』を繰り返し、軍事的対応の用意があることを強調する一方で、条件付きながら対話についても言及している。その点では、一定の幅のある発言をしていると思う」と指摘。とくにトランプ氏が韓国での共同記者会見(7日)で、「対話は時間の無駄と考えているのか」との質問に、「北朝鮮が交渉テーブルにくることは理にかなっている」「北朝鮮の人々、また世界の人々にとって、ためになる取引に応じるということは、理にかなっていると本当に思う。一定の動きを私は感じている」とのべていることに「注目している」と語りました。


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