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2017年11月5日(日)

ヒバクシャ署名

1年で27万人を突破

「長崎県民の会」 新たな決意口々に

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(写真)集まった署名を背に目録を渡す井手会長(左)と受け取る朝長共同代表=4日、長崎市

 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は4日、結成1周年のつどいを長崎市で開き、目標(1年間に10万人)を大きく超える27万4182人分の署名が集まったことを報告しました。

 この日、「生活協同組合ララコープ」から11万2780人分の署名が、「県民の会」の朝長万左男共同代表に寄託され、井手こずえ会長が「引き続きみなさんとともに核兵器廃絶実現の後押しをしていきたい」と決意を語りました。

 被爆者5団体から代表があいさつし、被爆者らは口々に、日本政府の核兵器禁止条約に対する態度について言及。長崎被災協の田中重光会長は「日本政府は被爆者と日本国民を裏切っている」と憤りの声を上げました。

 長崎大学核兵器廃絶研究センターの広瀬訓(さとし)副センター長が「核兵器禁止条約をめぐる国際情勢」について講演。広瀬氏は「この条約で核保有国は、核の傘の下の国々の足並みが乱れることを恐れている。条約をきっかけに、本当に核兵器が必要かという議論があちこちで起きてくれば影響は大きい」と述べ、「あらゆる手段を使って日本政府を説得して条約に署名させることが重要」と強調しました。最後に、朝長共同代表が「署名の目標50万人まであと23万人。きょうもたくさんの署名が届き、元気よく2年目のスタートが切れます。頑張りましょう」と訴えました。


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