2017年11月4日(土)
古堅氏に沖縄県功労者表彰
振興発展・福祉向上に貢献
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沖縄県功労者表彰式が3日、那覇市で行われ、元日本共産党衆院議員の古堅実吉氏(88)や元県知事の稲嶺恵一氏(84)など10氏が、翁長雄志知事から表彰状を授与されました。古堅氏は「地方自治部門」で受賞しました。
翁長知事は1人ずつ授賞理由を述べて表彰状を手渡しました。古堅氏には「米軍施政権下の自治権確立と本土復帰の実現に尽力し、永年にわたり沖縄県の振興発展と県民福祉の向上に貢献した」と述べました。
県功労者を代表してあいさつに立った稲嶺氏は、捕虜として米ハワイに送られた古堅氏の戦争体験に触れ、功労者10氏が「戦争に対する強烈な思いと平和の尊さを知っている」と発言。「血のにじむ思いで今日の沖縄を築いた先人の背中に、一歩でも二歩でも近づこうと今日まで来た。多くの人に助けられた。この栄誉は沖縄県民のものだ」と語りました。
古堅氏は取材に「個人として『古堅実吉』が表彰を受けた。しかしこれは、日本共産党と、支えてくださった皆さんに対する表彰なのだと考えています。健康を大事に、みんなと手を取り合って、これからも沖縄の歴史的なたたかいを頑張りぬくことで、表彰にお応えする生き方をしたい」と語りました。