2017年11月4日(土)
辺野古 新護岸着工へ
沖縄・名護米軍新基地 総選挙の審判無視
政府は沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴い、来週にも新たな護岸工事に着手する方針を固めました。
着手するのは辺野古崎西側の「N5」「K1」とみられます。総選挙で示された新基地ノーの民意を踏みにじる動きであり、県民の強い反発は避けられません。
来年2月の名護市長選での稲嶺進市長の3選で民意を示すことが求められます。
「N5」「K1」近くには保護対象となる希少サンゴ「オキナワハマサンゴ」の生息が確認されており、防衛省沖縄防衛局は県に移植を申請していました。県は移植申請の可否を決めていませんが、防衛局は9月の第9回環境監視等委員会でサンゴの移植が遅れた場合でも新たな護岸工事に着手する考えを示していることから、工事を強行する構えです。
政府は今年4月、辺野古崎北側の「K9」護岸の工事に着手。100メートルまで伸びたところで止まっています。
一方、「N5」「K1」については護岸工事着工にむけて工事用仮設道路を準備してきました。当初は9月ごろの着工を想定していましたが、総選挙や台風21、22号の影響などで遅れが生じています。