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2017年11月4日(土)

加計獣医学部認める方針

設置審 疑惑未解明、来春開学向け

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 安倍首相の友人である加計孝太郎氏が理事長を務める学校法人加計学園(岡山市)が愛媛県今治市ですすめる岡山理科大学の獣医学部新設について、大学設置・学校法人審議会の専門委員会が2日、課題を指摘していた計画に改善が見られたとして評価する意見をまとめたことが分かりました。

 設置審は10日に林芳正文部科学相に認可するよう答申する見通し。政府は、新設をめぐる安倍首相の関与などの疑惑について未解明なまま来春の開学を認めようとしています。

 加計学園は、安倍首相の肝いりの政策である国家戦略特区で獣医学部新設の事業者に認定され、今年3月に2018年度の新設を申請。松野博一文科相(当時)が4月、設置審に諮問しました。設置審は8月に認可の可否を答申する予定でしたが、判断を保留していました。

 関係者によると、設置審は2日の非公式の会合で、一部の課題が残るとしたものの、全体的には改善を評価するとした意見をまとめたといいます。

 文科省が認めれば獣医学部の新設は1966年の北里大学以来、52年ぶりです。

 日本共産党など野党は、獣医学部新設をめぐって首相の働きかけがあったのではないかと追及してきました。


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