2017年10月31日(火)
運動広げ共闘発展 改憲阻止を
全国革新懇が代表世話人会
志位委員長が出席
全国革新懇は30日、代表世話人会を東京都内で開き、総選挙の結果を受けて、「市民と野党の共闘」の発展の新しい条件や安倍9条改憲阻止のたたかいについて議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。
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市民連合と政策合意を結んだ3野党が全体として大きく議席を伸ばしたことについて議論では、「共闘勢力の前進は大きな喜びだ」「立憲野党の枠組みがはっきりした」などと指摘。「『希望の党』という安倍政権の最大の応援団が現れ、共闘つぶし、改憲翼賛体制をもくろんだ。しかし、共闘勢力が増え、立憲民主党が野党第1党となるなど、安倍9条改憲は簡単にはいかない状況だ」「今後のたたかいの大事なステップとして、それを足がかりに市民のたたかいを前進させよう」と決意が示されました。
「オール沖縄」の選挙戦については、「4区は残念ながら落選したが、1区から3区まで勝利し、『オール沖縄』全体の得票数を増やした。県民の意思は揺るがない」と強調されました。
さらに、「自公に多数を与える小選挙区制は民主主義にとって大問題だと国民に広げていく取り組みも必要だ」との意見や、「安倍政権の農業政策のもとで農家の所得が失われ、農協解体の暴走に怒りが広がっている」との報告もありました。
今後の共闘発展に向けて、「革新懇運動を活発にして、日常的に広げていくことが重要だ。年金、国保料、教育をはじめ身近な暮らしの問題でも共同を広げたい。リベラルな保守層も巻き込んだ運動を広げることで次の展望が出てくる」との意気込みが述べられました。
11月18、19両日に愛知県で開く全国交流会の成功に向けた取り組みを確認しました。