2017年10月30日(月)
基地強化反対 手携えて
山口 日本平和大会終わる
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「沖縄・岩国・全国の米軍基地強化NO!」などを掲げて、山口県内で開かれていた日本平和大会は29日、国際交流シンポや、岩国基地視察をはじめとする7の分科会を開催し、運動・実態を交流しました。全国から参加した1100人が市内をピースパレードし、「9条守れ」「基地強化反対」とアピールして、閉会しました。
閉会集会では、「異議あり!『基地との共存』市民行動実行委員会」の岡村寛代表が、8月から岩国基地への艦載機移駐が始まっていることを告発。「住民の過半数が基地機能の強化に反対している。機能強化は負の遺産を残す。手を携えながらともに前に進もう」と訴えました。
山口県高等学校教員組合の河村敬子副委員長は、勤務する学校周辺に国民の税金を使った思いやり予算で米軍住宅などが建設され、生徒の安全が守られるのか不安だ、と語りました。
沖縄の代表は、来年2月の沖縄・名護市長選の勝利にむけた支援を訴え、神奈川の代表は「厚木にも岩国にも艦載機は必要ない」と強調。韓国・参与連帯のパク・チョンウンさんがあいさつしました。
安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長は閉会あいさつで、2月の名護市長選、秋の沖縄県知事選の勝利をめざすたたかいを進め、9条改憲反対署名を集めて、「市民と野党の共闘で安倍政権を一日も早く終わらせよう」とよびかけました。
山口県防府市から参加した男性(32)は「日本は戦力を持つ必要はない。憲法9条の精神は変えてはいけないとまわりに話していきたい」と語りました。