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2017年10月28日(土)

総選挙“本気の共闘”が効果

63選挙区で3野党の比例票上回る

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 先の総選挙では、日本共産党、立憲民主党、社民党の3野党が市民連合と政策合意を結び、協力・連携して選挙をたたかいました。日本共産党は、小選挙区で候補者を降ろすなどして共闘勢力の一本化の実現に努力し、83の小選挙区で候補者を立てませんでした。このなかで、小選挙区で候補者を一本化し、政策協定を結ぶなど“本気の共闘”に取り組んだところで共闘効果を発揮しているのが特徴です。

 今回の総選挙で日本共産党は、安倍政権打倒の大局にたって「市民と野党の共闘」を成功させることを大方針にすえて奮闘しました。

 本紙は、日本共産党が候補者を立てなかった83選挙区のうち、3野党の候補者がいなかった岩手2区、香川1区、熊本1区を除く80選挙区での共産、立憲民主、社民3党の比例合計得票に対し、立憲民主、社民、無所属の候補者がどれくらい得票したのかの割合をみてみました。

 その結果、63選挙区で候補者得票が3党の比例合計得票以上(100%以上)となりました。自民党候補などに打ち勝って当選したのは32選挙区、比例復活当選したのは23選挙区に及びます。無党派層・他党支持層からの支持が広がるなど、共闘の“相乗効果”が示されたものです。

 地域的にみると、北海道、新潟、沖縄の選挙区は63選挙区にすべて入っています。

 北海道では共産、立憲民主、社民の3党野党が「市民の風・北海道」をはじめ市民と政策協定と選挙協力を結び、12選挙区中5選挙区(立憲民主と無所属)で勝利し、3選挙区で立憲民主候補が比例復活当選しています。

 6選挙区のうち5選挙区で候補者を一本化した新潟県では、野党統一候補が3選挙区で勝利。4区の菊田真紀子氏(無所属、前職)の得票は、3野党の比例得票6万9268票の162%にあたる11万2600票にもなりました。共闘勢力が一つにまとまったことで「勝てる」「政治は変えられる」との展望が広がり、新潟県の小選挙区での投票率は前回選挙から9・85ポイント増の62・56%(全国平均1・02ポイント増、53・68%)となりました。ここにも“共闘効果”が現れています。

 米軍新基地反対の大義を掲げた「オール沖縄」で県内4選挙区をたたかった沖縄県では、1区で赤嶺政賢氏(共産)、2区で照屋寛徳氏(社民)、3区で玉城デニー氏(無所属)が当選。惜しくも敗れた4区の仲里利信氏(無所属)も3野党比例票の137%の7万5887票を獲得しました。

 グラフの63小選挙区のほかに、日本共産党が候補者を擁立しなかった20小選挙区は次の通りです。

 岩手2区、埼玉3区、埼玉13区、東京21区、千葉5区、神奈川4区、神奈川15区、長野2区、長野5区、岐阜1区、愛知1区、滋賀1区、滋賀2区、大阪2区、大阪9区、兵庫9区、香川1区、福岡11区、熊本1区、熊本2区

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