2017年10月28日(土)
総選挙結果うけて
自信持ち共闘進めよう
京都大学大学院教授 高山佳奈子さん
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共産党の議席が減少したことは残念ですが、がっかりする必要はなく、立憲勢力全体の台頭を見なければなりません。候補者の立て方も、有権者の投票行動も、戦略的なものになってきており、本心では共産党の候補者に投票したかった人はもっと多かったはずです。
志位委員長の「見返りは民主主義」という言葉は、多くの人の心を打ちました。もう少し時間があれば、統一候補の数が増え、さらに議席を伸ばせたはずです。立憲主義の政策そのものは支持されているからです。
反対に、権威にしがみついているグループは選挙の前後を通して弱体化してきています。情報操作によってだまされてきた人たちに積極的にはたらきかけ、共闘の輪に入ってもらうチャンスです。
今までの方向性に間違いはありません。立憲野党と市民とのますますの連携を、自信をもって進めるべきだと思います。
「安全保障関連法に反対する学者の会」も、不当な改憲の阻止に向けて、情報を発信し続けていく予定です。
(寄稿)