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2017年10月27日(金)

台風21号 倉林議員調査に住民切々

“被害のたびに借金増 新たな保険制度必要”

京都 党府議団が緊急申し入れ

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 台風21号で京都府舞鶴市と福知山市が大きな被害を受ける中、日本共産党の倉林明子参院議員と党府議団は25日、現地の地方議員らとともに被害状況を調査しました。


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(写真)被害にあったパイプハウスを前に被災者から状況を聞く倉林参院議員(右から4人目)と、府議、地元市議ら=25日、舞鶴市

 台風21号は22日夕から府全体に被害をもたらし、人家約600棟への床上・床下浸水、田畑の冠水、農業施設の損壊、商店の浸水被害、道路の不通や停電・集落の孤立など甚大で、被害の本格的把握はこれからです。

 舞鶴市志高地区で、花や苗を生産する農家の男性(42)は、由良川の氾濫による冠水でパイプハウスが全滅するなどの被害を受けました。「年末に向けた秋の出荷分が全滅し、被害は2500万円ほどか。17年目だが、5回被害にあって、そのたび借金が増える。やり直せるだけの保障がされる新たな保険制度が必要だ」

 福知山市石原(いさ)地区にマイホームを建てて7年目の男性(39)は「7年で5回の浸水。雨のたびに神経をすり減らし限界。府は(由良川に水を逃がす)大谷川の改修を2025年までにと言うが、そんなに待てない」と、憤りを隠しません。

 この調査もふまえて党府議団は26日、府に対して被害対策の緊急申し入れを行い、▽被害の全容把握▽生活インフラの復旧▽被害相談窓口の設置、体制強化▽住宅・商店、農地、農作物、中小企業設備等への被害に、従来基準を見直し、直接支援を行う▽道路、護岸、山林等緊急改修―などを求めました。


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