2017年10月21日(土)

北陸信越比例で必ず議席確保を

長野・岡谷　不破前議長が応援演説

（写真）訴える（左から）もうり、不破、野溝、松村の各氏＝２０日、長野県岡谷市

　立憲主義と民主主義を守る歴史的対決となっている総選挙の投票日（２２日）までわずかとなった２０日、日本共産党の不破哲三前議長は長野県岡谷市内で演説し、憲法破壊、国民無視の安倍政治に厳しい審判を下すため、最後まで日本共産党への支援をと訴えました。

　ながせ由希子北陸信越比例候補は、藤野やすふみ同比例候補＝前＝の宝の議席を「何としても守り抜きましょう」と呼びかけました。市民と野党の統一候補の、もうり栄子長野４区候補は、戦場から生還した父親が亡くなり、遺灰から銃弾が出てきたことにふれ、絶対に戦争を起こさせないため「なんとしても私を国会に送ってください」と訴えました。

　長野１、４両区での相互支援を確認した社民党岡谷総支部の野溝道子副代表と岡谷九条の会共同代表の松村文夫弁護士は、憲法を守る候補は「もうりさんしかいない」と声援を送りました。

　不破氏は演説で、国連での核兵器禁止条約採択や同条約実現に尽力した非政府組織（ＮＧＯ）・核兵器廃絶国際キャンペーン（ＩＣＡＮ）のノーベル平和賞受賞決定に言及。県議会や県下のすべての自治体が非核平和都市宣言を採択した長野県民は核廃絶問題に「特別の思いを持っていることを知っている」と強調しつつ、条約に背を向ける安倍政権を批判しました。

　さらに、海外での武力行使はできないという歴代自民党政府の憲法解釈も投げ捨て安保法制＝戦争法を強行し、国民の心の中まで政府と警察が監視する共謀罪法を強行したと批判。選挙の重点政策に９条改憲を盛り込んだのは、自民党政権史上初めてだとして、「こんな暴挙の連続は絶対に許せない。今度の選挙でその答えをきっぱり出そうではないか」と訴えると、聴衆は「そうだ」の声と大きな拍手で応えました。

　不破氏は、改憲など政策の根幹で自民党と変わらない希望の党への投票は「自民党の応援になる」と指摘。「比例代表選挙は大激戦だ」「藤野さんの議席を守り抜き、それ以上の躍進をさせていただきたい」と訴えました。