2017年10月18日(水)
比例全11ブロック 1票争う大激戦
各地で「『比例は共産』広げよう」
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総選挙の投票日(22日)まであと5日、全国11ブロックの比例代表選挙はどこでも一票を争う大激戦となっています。こうしたなか、市民と野党の共闘を粘り強く進め、安倍暴走政治に正面対決する日本共産党の議席を増やすことがどうしても必要だと、全国各地で市民や他党派の人々が共産党への支援の声をあげています。全国の共産党支部・後援会も、宣伝・対話・支持拡大に全力をあげ、「比例は共産党」の大波を起こす党内外の取り組みが大きく広がっています。
市民・野党の共闘 ぶれない
■ 北海道
北海道では「戦争させない市民の風・北海道」の共同代表、川原茂雄札幌学院大学教授が17日、日本共産党の比例カーに乗り、札幌3カ所で「日本共産党に比例で議席をしっかり獲得して、安倍政権の暴走を止めてもらいたい」と訴え、感動を呼びました。
川原氏は「日本共産党には市民と野党の共闘のために候補を降ろすという本当に重大な決断をしていただいた。それで小選挙区での統一候補の一本化を進めることができた」とし、「2票のうちのもう1票の比例にはぜひとも『日本共産党』とお書きいただきたい」と訴えました。
川原氏は自らが脱原発・反原発の運動を進めてきたと述べ、「脱原発・反原発を一番はっきりと主張しているのが日本共産党だ」と呼びかけ、「市民と野党の共闘でも、日本共産党はぶれない、迷わない、交じらない。本当にしっかりした態度をとっている信頼のおける政党だ」と述べました。
無所属・社民系議員も応援
■ 高 知
高知県では、高知2区で自民党の山本有二元農水相を広田一野党統一候補(無所属)が猛追する中、いの町、須崎市、黒潮町などの無所属議員や社民党系議員らが次々と「自ら候補を降ろし、広田候補で統一を実現しくれた共産党を比例で押し上げる」と表明。四万十町に住む元報道カメラマンは「フェイスブックに「比例は『立憲』か『共産』と考えていたが、候補者を降ろして統一した共産党に入れることにした」と書き込みました。
14日に高知大学朝倉キャンパスで行われた日本共産党と広田一候補の合同演説会では、同大学の小畑尚・人文学部教授が「言葉を悪用し、憲法をないがしろにする安倍政権はダメ。私はとにもかくにも今回は広田さんと共産党です」と語りました。
東京では、東京5区・野党統一候補の手塚仁雄氏(立憲民主党)応援の市民連合のリレートークが15日に自由が丘で行われ、「野党統一」ののぼりの立つ中、マイクを握った市民の代表が「共産党は候補を降ろして野党の一本化を実現してくれた。比例は共産党へ」と次々に訴えました。
連合系私鉄労組にも変化
■ 関 西 「比例は共産党にいれるで」。関西の連合労組でも変化が起きています。
関西地連(私鉄総連)に加わるある私鉄大手の労組は、総選挙への対応として「立憲民主党から立候補する組織内候補に全力をあげる」などとする一方で、「推薦する候補者がいない選挙区は、自民、公明、日本維新の会、希望以外の野党候補を支援する」としました。
こうした中、同私鉄の日本共産党労働者後援会は「小選挙区で、共産党など野党統一候補への支持はもちろん、『比例は共産党』と訴えるチャンス」と対話を進めています。
元役員の一人は、「志位さんはすごいな。野党共闘のためにあれだけ思い切ったことをするとは。娘家族にも(比例は共産党と)いう」と語ります。また元駅長は「小選挙区では(立憲民主党候補を)応援してもらっているし、比例はあんたんとこ(共産党)に入れるで」と支持を約束してくれました。