2017年10月17日(火)
賃上げで個人消費増
BS番組で辰巳氏が主張
日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は15日放送のBS朝日「激論!クロスファイア」に出演し、総選挙の争点や経済政策について司会の田原総一朗氏や、各党代表と議論しました。
総選挙で何を訴えるかと問われ、辰巳氏は「特定秘密保護法、安保法制、共謀罪。憲法をないがしろにしてきた安倍政権から立憲主義を取り戻す」と述べ、合わせて憲法9条改悪や消費税10%に反対し、原発ゼロを目指すことを表明しました。
アベノミクスについての議論で、自民党の片山さつき参院議員が有効求人倍率が上がっているなどと述べたのに対し、辰巳氏は「安倍政権の4年間で実質賃金が年間10万円減少している。加えて年金の削減、保険料値上がりで可処分所得が年間20万円以上減っている。だから個人消費が上がっていない」と指摘。田原氏に「どうすればいい」と問われた辰巳氏は、中小企業の社会保険負担を国費で手当てしながら最低賃金を引き上げることが重要だと強調しました。
田原氏に「(財源として)消費税を上げなきゃ」と聞かれ、辰巳氏は「安倍政権の下で4兆円の大企業減税がされてきた。それをやめて租税特別措置法などを見直せば財源は出てくる」と反論。「最低賃金を1000円、1500円と上げていく。内部留保にたまっている分を賃金に変えていく」と日本共産党の提案を紹介しました。