2017年10月13日(金)
放射能汚染調べよ
米軍ヘリ事故 副知事「国責任で」
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沖縄県東村高江で米軍ヘリCH53Eが炎上した事故で12日、富川盛武副知事は中嶋浩一郎沖縄防衛局長と川田司外務省特命全権大使を呼んで抗議の申し入れを行いました。
富川氏は、ヘリに搭載可能性がある有害物質について国が責任を持って調査するよう求めました。
富川氏は「CH53には放射性物質が搭載されている可能性がある。他の有害物質も含めて調査を国の責任で行ってほしい。消防隊員への被害も調査が必要だ。近くに水ガメのダムもある。自然環境や水に影響がないか厳格に調査を願いたい」と語りました。
2004年8月に沖縄国際大に墜落したCH53Dには、回転翼の安全装置に放射性物質ストロンチウム90が使用されていた可能性が明らかになっています。
また、富川氏は、県が早急に立ち入り調査できるよう要請し、現場の牧草地が汚染されていた場合の補償も求めました。
中嶋局長は、補償について「地権者4人と複数回話し合いしている」と語りました。
富川氏は13日午後に上京し、政府に抗議・要請を行う予定です。