2017年10月13日(金)
“二極”対決の論戦を貫き広い有権者に党の訴えを届ける猛奮闘を
10月12日 総選挙闘争本部長 小池 晃
日本共産党の小池晃・総選挙闘争本部長は12日、新聞各紙が衆院選序盤情勢をいっせいに報じたのを受けて、次の訴えを発表しました。
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マスメディアの報道では、自民・公明が多数だと報じられていますが、こんな結果を絶対に許してはなりません。これは希望の党が野党共闘を分断し、逆流を持ち込んだことによるものです。決して自公が強いわけではありません。安倍内閣の「支持」「不支持」は引き続き逆転し、差が広がっています。これからの頑張りしだいで打ち破ることはできます。
党首討論では、「自公と補完勢力」対「市民と野党の共闘」の“二極”対決の構図が浮き彫りになり、論戦ではわが党がリードしています。
選挙直前の前例のない大激動のもとで、有権者は、安倍暴走政治への怒りの一票、新しい政治をつくる一票をどこに託したらいいのかを迷っています。小選挙区・比例代表とも、有権者の半数が投票先を決めていないと答えています。
この序盤の情勢をふまえて、二つのことを訴えます。
第一に、市民と野党の共闘、日本共産党の躍進で、安倍政権を退場させ、新しい日本をつくろうという訴えを徹底して貫き、自公と補完勢力を追いこんでいくことです。市民と野党の共闘の大義は鮮明ですが、まだ広い有権者に浸透するまでには至っていません。また、どの問題でも政治の抜本的転換をはかるわが党の政策や値打ちが届けきれていません。この論戦をゆるがず貫いていくことが極めて重要です。
第二に、わが党の運動は、本格的にはこれからであり、いまが正念場です。前回大きな力を発揮した政見放送も、今日12日から始まりました。新聞広告もこれから掲載します。「しんぶん赤旗」10月号外の全戸配布は約2割、対話・支持拡大は、得票目標比で2割強です。とりくみの到達点を直視し、広い有権者に党の訴えを届ける猛奮闘が必要です。自らの力で風を起こし、勝利をかちとろうではありませんか。
公示からまだ3日であり、選挙戦は始まったばかりです。これからの一日一日の奮闘が勝負を決めます。全党の底力を発揮し、とりわけ党躍進の「主舞台」である比例代表で、「850万票・15%以上」をめざし、「比例は日本共産党」の大波をつくりだしましょう。党機関は、あらゆる宣伝物、ニュースなどで「比例を軸に」を貫き、宣伝、対話・支持拡大を広げましょう。