2017年10月11日(水)

３野党＋市民がスクラム　共闘進める共産党躍進を

大阪第一声で志位委員長

（写真）声援にこたえる（左から）清水ただし、志位和夫、服部良一、北山良三の各氏＝１０日、大阪駅前

　日本共産党の志位和夫委員長は１０日夕、東京･新宿駅西口に続き､大阪・梅田ヨドバシカメラ前で総選挙の第一声をあげました。市民と野党の共同候補となった、日本共産党の清水ただし大阪４区候補（比例重複）、社民党府連代表の服部良一９区候補が決意表明。志位氏は「総選挙の歴史で初めて、共産党、立憲民主党、社民党の３党がスクラムを組み、３党プラス市民でたたかっています」と市民と野党の共闘の勝利を訴えると同時に、「共産党の大躍進が共闘を進める上でも貢献になります。『比例は共産党』と広げに広げてください」と呼びかけ、歩道からデッキまでぎっしりいっぱいとなった聴衆は大きく手を振り、熱烈な拍手と声援で応えました。

　清水候補は「『自民、維新』対『市民と野党の共同候補』の一騎打ちです。憲法を守り、カジノを止め、消費税１０％増税はきっぱり中止させる｣と決意表明｡必勝区である５区の北山良三候補は「９条を守る選挙として全力で頑張る」と訴えました｡

　「すごい熱気ですね｣と興奮気味に語った社民党の服部候補は「文字通り野党統一候補として、互いに魂・気持ちを込めてたたかう決意です。９条は絶対に変えさせない」と力を込めました。

　ゲストスピーチで、「子どもの未来を考えるママの会＠大阪」の安居裕子さんが「統一候補が次々に決まり、私たちのための政治を実現しようとしてくれている。子どもたちのために明るい未来をつくろう」と語りました｡

　志位氏は、総選挙の対決軸についてメディアが「三極対決」と報じるなか、本当の対決構図は「自公とその補完勢力」対「市民と野党の共闘」の二極対決だと指摘。「希望の党」が安保法制＝戦争法容認、９条を含む憲法改定推進、原発再稼働容認であり、「維新の会」も、国会ではカジノ解禁推進、「共謀罪」法を自公と一緒に強行してきた補完勢力としての「実績」は抜群だと批判し、「自公と補完勢力に負けるわけにいかない」と訴えると、盛大な拍手と声援が湧き起こりました。