2017年10月9日(月)
安倍改憲阻止を
「九条の会」が交流討論集会
「九条の会」は8日、東京都内で「全国交流討論集会」を開きました。全国20都府県の地域9条の会や分野別9条の会から参加者154人が参加しました。「九条の会」世話人の山内敏弘一橋大学名誉教授が、改憲をめぐる情勢と憲法に自衛隊を明記する安倍9条改憲の危険性を報告し、参加者は「九条の会」の活動について交流を深めました。
山内氏は、各党の総選挙公約について、自民党に加え、希望の党と日本維新の会が改憲を掲げているとし、「安倍首相は自公だけでなく、希望や維新をふくめた形で9条改憲をもくろんでいる」と警告。そのうえで山内氏は、安倍9条改憲が無制限な軍事力の保持に道を開き、9条2項の空文化をもたらすと述べ、「日本社会全体が『軍事の論理』優先の社会に転換する」と主張しました。東京都の「練馬九条の会」の参加者は、区内の地域ごとに会の設立を進めてきた経験を紹介し、「老人ホームの中に『九条の会」をつくり、活動を始めると高齢者に熱い息吹がわき立ってきた。参加者は月1回の会合が楽しみになっている」と報告しました。
他の参加者からは「安倍9条改憲NO!3000万署名」への取り組みなど多様な活動が紹介され、「改憲発議を阻止するため、総選挙で改憲勢力を3分の2以下の議席にする」と改憲阻止の活動への決意が表明されました。