2017年10月6日(金)
小池知事は公約違反
都議会閉会 いび氏が討論
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東京都議会定例会は5日閉会しました。日本共産党の、いび匡利都議は本会議の討論で、築地市場の豊洲移転問題などで「小池百合子知事の公約違反や重大な問題点が浮き彫りになった」と批判しました。
小池知事は豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)の地下水から環境基準の120倍のベンゼンなどが検出されたことにほおかむりし、「無害化」の約束もほごにして、豊洲移転を加速させると表明しました。
いび氏は、都議選で小池知事と「都民ファーストの会」が「都民の食の安全と安心を守ります」とした公約に反すると批判。知事が「築地を守る」「市場の機能を確保」と述べながら、設置した築地再開発検討会議もこの立場を盛り込んでいないことをあげ、公約を守るよう求めました。
関東大震災(1923年)の朝鮮人虐殺への追悼文送付を中止した問題で、いび氏は、知事が虐殺の史実についても認めなかったことは「とうてい許されない」と批判しました。
いび氏は、特別養護老人ホームの増設や福祉・保育施設職員の処遇改善、教員の多忙化対策、23区と多摩地域との格差解消など、公約実現の立場から都民要求実現のために積極的に提案し、重要な答弁があったことを強調しました。
いび氏はまた、総選挙では安倍自公政権の是非が問われていると強調。小池知事が結成した「希望の党」も安保法制と改憲を主張しているとし、「安倍政権との対決軸どころか、自民党の補完勢力と言わなければならない」と批判。市民と野党の共闘の旗を掲げてたたかい抜く決意を表明しました。