2017年10月5日(木)
きょうの潮流
題名は「実は、反省していることがあるんです」。滋賀県に住む作家の伯宮幸明(たかみやさちあき)さんが自身のブログにつづった一文です▼8年前の政権交代から選挙は勝たないと意味がないと、ある程度政策が一致して勝てそうな人を基準にしてきた。しかし今回、市民のこと、国民のことを考えている政党はどこか、はっきりした。「ブレない。裏切らない人たち。それを勝てそうもないという理由で彼らを信じ切れなかったことが本当に申し訳ない」▼「安保法案が議論されていた頃、共産党の人は、毎朝、毎晩、街頭に立ち続けた。雨の日も風の日も。小さな町なんで、ほとんど見向きもされない。それでもめげずにずっとやり続けた」と▼疑惑隠し解散の自公、その援軍の「希望」にのみ込まれた民進。政党のあり方が根本から問われるいま、共産党への信頼や期待が高まっています。「スジを通す姿を見ている」「信じられるのはあなたたち」―。全国から寄せられる声もそれを反映しています▼札幌では弁護士の応援演説が話題に。「野党共闘に率先して声を上げてくれたのも共産党。自分の党の候補者でもないのに、全力で応援する姿がありました。他の政党のゴタゴタがあっても辛抱強く待っている姿がありました」。この人たちは、かっこいいとも▼これまで培ってきた市民と野党の絆を、さらに強くして安倍政権を倒そう。“伯宮コラム”は最後に呼びかけています。「信頼できる仲間と正直ベースで話し合い、新しい日本をつくっていこうよ」