2017年10月5日(木)
柏崎刈羽 「適合」判断 「論外だ」 志位委員長が批判
日本共産党の志位和夫委員長は4日、党本部での記者会見で、原子力規制委員会が東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働の前提となる審査書案を了承したことについて問われ、「論外の決定だ。認められない」と強調しました。
志位氏は、「東京電力は原発の大事故を起こした電力会社であり、事故の原因究明も収束も除染もできていない。賠償は途中で打ち切るという状況だ。そういう会社が自分の経営第一で(審査の)申請を行った。しかも柏崎刈羽原発の免震重要棟の耐震不足を隠していたことも明らかになっていた。そういう問題がありながら申請を規制委員会が唯々諾々と認めたというのは、到底認められない」と強調しました。
その上で、この問題では、新潟県の米山隆一知事が“福島原発事故の検証抜きに再稼働の議論はできない”との立場に立っていることを指摘。「これは、引き続くたたかいになってくる」と、ともにたたかう決意を表明しました。