2017年9月29日(金)
東北大の脱法も告発
職員組合が公開質問状
東北大学(仙台市)が、3000人を超える非正規職員を雇い止めしようとしている問題で、東北大学職員組合は27日、里見進総長に対し、公開質問状を提出しました。
質問状は、本学の人事制度案が改正労働契約法の精神に反し、法の抜け道を探す「法の潜脱」であること、実施されれば現場に混乱が起きること、すでに人材の流出と不足が起きていることなどを指摘しています。
最も重要な問題は労働者の権利侵害であることを強調し、「10年働いたのに、突然なぜ辞めなくてはいけないのか」「高校生の子どもとの2人の生活をどうしていけばいいのか、不安でいっぱいだ」などの職員の声を紹介。(1)学問の府として「法の潜脱」をするような行為をしていいのか(2)現場で起こっている混乱をどう考えるのか(3)現方針が、有能な人が集まることを阻害していると危惧するがどう考えるかの3点を質問しています。