2017年9月29日(金)
新基地反対 民意示す 沖縄 辺野古
総選挙勝利 住民ら誓う
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衆院が解散された28日、沖縄県名護市辺野古で、多くの反対の声を踏みにじる米軍新基地建設の工事が続けられました。県民らは「オール沖縄」の勝利で改めて新基地反対の民意を突きつけ、新基地断念に追い込もうと誓いあいました。
米軍キャンプ・シュワブの浜辺では、「N5護岸」と「K1護岸」の予定地付近の仮設道路建設のため、クレーンを使って砕石の入った袋を敷き詰める作業が続きました。抗議船やカヌーチームの人たちは「軍事基地はいりません」などと書かれたボードを掲げ「作業をやめて」「海を壊すな」と訴えました。
一方、シュワブの工事用ゲートから資材の搬入はなく、座り込んだ約100人は「多くの人が集まれば必ず工事は止められる」と意気込みました。
沖縄県統一連の中村司代表幹事は「総選挙はもう一度、新基地反対の民意をはっきり示すチャンス。同時に来年の名護市長選、知事選に連動する負けられない選挙だ」と力を込めました。
宜野湾市の男性(63)は「オール沖縄の候補4人全員が3年前と同じ結果を出して沖縄の民意はぶれていないことを示したい」と強調。週3回ゲート前に通う西原町の女性(74)は「解散しても工事を続けることであきらめを狙っているのでしょうが、そうはいきません。選挙で勝って沖縄は絶対にあきらめないことを見せ、工事中止まで頑張りたい」と話しました。