2017年9月29日(金)
県民の尊厳・誇りかけ 怒りの審判下す
「オール沖縄」 前衆院議員4氏
冒頭解散に抗議・決意
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沖縄4選挙区選出の赤嶺政賢(日本共産党)、照屋寛徳(社民党)、玉城デニー(自由党)、仲里利信(無所属)の各前衆院議員は28日、国会内で緊急記者会見を行い、同日の安倍晋三首相による衆院冒頭解散に抗議する声明を出しました。
声明は、憲法53条に基づく野党の臨時国会召集要求を拒否して冒頭解散に踏み切ることは「憲法違反の暴挙だ」とし、「森友・加計疑惑や日報問題を隠蔽(いんぺい)した自己保身の解散だ」と批判。沖縄県名護市辺野古への新基地建設などを強行する安倍政権に対し「県民の尊厳と誇りにかけて」「明確な怒りの審判を下す」ことを呼びかけています。さらに、オスプレイの配備撤回、米軍普天間基地の閉鎖・撤去と県内移設断念を求めた「建白書」を実現し、「誇りある豊かな沖縄の未来を切り開くため、全力を尽くす」としています。
会見で赤嶺氏は「今回も『オール沖縄』が全員勝利すれば、安倍政権にとって打撃になる」と強調。「安倍首相は違法無法なやり方を押し通してきたが、絶対に民意は負けないと訴えたい」と力を込めました。
照屋氏は「声明の本旨に従い、政策を訴えていきたい」と表明。玉城氏は冒頭解散について「最たる憲法軽視の姿勢だ」と批判し、「安倍政権退陣の道筋・先鞭(せんべん)をつけたいという思いで頑張りたい」と表明しました。
仲里氏は「やる以上は徹底的にたたかう。(沖縄の)民意を国政に反映させる」と語りました。