2017年9月22日(金)
高濃度汚染に口つぐみ豊洲移転は許されない
日本共産党都議団 大山幹事長が批判
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日本共産党東京都議団の大山とも子幹事長は20日、小池百合子知事が都議会本会議で行った所信表明について、「環境基準の120倍のベンゼンが検出された事実に口をつぐんで豊洲移転を加速することは許されない」と批判しました。
大山氏は、小池知事が築地市場の豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)への「早期移転に向けた取り組みを加速する」と表明したことにふれ、新市場予定地の地下水から土壌汚染対策後、最大となる120倍のベンゼンや、検出されてはならないシアンなどが見つかった事実を指摘。「知事は『正確な情報を分かりやすく発信する』と言ったが、実態は全然違っている」と述べました。
大山氏は、小池知事が所信で「都民一人ひとりへのきめ細かな目配り」「女性も男性も、高齢者も若人も、障害のある方も、誰もがその力を存分に発揮できる社会をつくりあげる」などと表明したことは重要だと強調。「しかし、中身は極めてあいまいで抽象的だ」として、定例会で何をどう進めるのかを大いに議論し、共産党都議団としての提案も行うと語りました。