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2017年9月21日(木)

“大阪市の水4割廃棄”ウソ

維新の宣伝論拠崩れる

本紙が調査

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 堺市長選(24日投票)で、“水道料金値下げ”を強調する大阪維新の会は「大阪市の水は40%捨てている」からそれを利用すればいいなどと宣伝していますが、大阪市水道局への問い合わせで「廃棄」は虚偽であることが分かりました。

 水道局の担当者は本紙の取材に「水をつくりすぎて捨てるということはない」と明言。給水量は日々検討し、「前日多くつくり過ぎたら、翌日は少なめにするなどして調整している」といいます。

 最新の統計である今年3月をみると、平均取水量(水源から採取する量)は115万5094立方メートル、同給水量(水道料金を徴収する量)は108万8945立方メートル。取水量は「給水量プラス10%」を目安にしているといい、3月も取水量と給水量の差は10%以内。この差は主に、浄水や配水の過程でごみ除去の際に絞りきれないもの、水道局の工事で利用するもの、漏水によるものだといいます。

 「大阪市の水を堺市に引っ張ってくることができれば、それだけでも水道料金の値下げは可能」(18日、馬場伸幸衆院議員・大阪維新副代表)などと吹聴する維新ですが、なんとも荒唐無稽な話です。

 (咲)


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