2017年9月21日(木)
堺市長選
維新候補 「パワハラ教育長」擁護
堺市長選(24日投票)で、大阪維新の会公認の永藤英機候補は、「良い教育を受けられる環境へ」と主張しています。しかし、府議時代に「パワハラ教育長」を擁護・激励したのが永藤氏です。
維新代表の松井一郎府知事が任命した府教育長が、「教育改革」に異を唱える府教委職員らへのパワハラ問題を起こし2015年、辞職に追い込まれました。永藤氏は府議時代に議会対応をめぐり、「辞職勧告決議案は行き過ぎ。引き続き手腕を発揮してほしい」と、この教育長を擁護(15年3月9日、府議会教育常任委員会)しました。
永藤氏が「手腕」を期待した維新流の「教育改革」とは何か。大阪府・市では首長が教育に介入できる「教育基本条例」を強行。高校入試内申点に反映させる府独自の学力テストで競争をあおり、府立高校廃校計画などで子どもの学ぶ権利を奪ってきました。一方、一人ひとりに行き届いた教育を保障するための少人数学級の拡大には背を向け、正規教職員を年々減らしてきています。
こんな維新流「教育改革」が堺市に持ち込まれるのはごめんです。
(生)