2017年9月20日(水)
森友・加計「小さな問題」
自民・二階幹事長 疑惑隠し批判に
自民党の二階俊博幹事長は19日の記者会見で、学校法人「森友学園」と「加計学園」をめぐる疑惑について「小さな問題」と言い放ちました。衆院解散の動きで野党側から「森友・加計の疑惑隠しだ」との批判が出ているとの記者の質問に答えたものです。
二階氏は会見で「野党がおっしゃるのは自由だ。われわれはそんな小さなというか、そういう問題を隠したりすることは考えていない」と発言しました。
野党側は、森友学園への国有地格安売却や加計学園の獣医学部新設計画について、首相らの説明が不十分と追及しています。
そもそも、森友疑惑は、安倍首相自身が国会で「もしかかわっていたのであれば私は総理大臣をやめる」と述べるほどの問題です。両疑惑での国民の批判によって、内閣支持率は低下し、都議選で自民党は歴史的大敗を喫しました。
安倍首相が記者会見で「丁寧に説明する」と述べたにもかかわらず、憲法53条に基づいて野党が要求している臨時国会を3カ月間、召集せず解散するのは露骨な疑惑隠しです。