2017年9月17日(日)
辺野古違法ダンプ対応を
県民会議が総事局に要請
|
沖縄県の「基地の県内移設に反対する県民会議」は15日、辺野古新基地(名護市)建設工事に使われている違法ダンプ問題で、沖縄総合事務局に法令に基づく整備命令を出すよう申し入れました。
辺野古の工事では、過積載や適正な表示をしていない、不正改造を行っているなど、道路運送車両法やダンプ規制法に違反する車両が、石材などを米軍キャンプ・シュワブに運び込んでいます。違法だから運搬をやめるよう市民らが指摘しても野放しになっています。
県民会議のメンバーらが、シュワブゲート前で3日間監視し、違法ダンプと思われる68枚の写真を沖縄総合事務局に提出し、見解を求めました。
嘉村徹也運輸部長らが応対し、違法性の疑いの有無などについて回答。必要であれば、「道路運送車両の保安基準に不適合な箇所が見受けられるとの情報が事実であれば、必要な整備を行った上で回答するように」とのはがきを出すと回答しました。
県民会議の北上田毅氏らは、法令に基づいた車両の所有者への指導と、同局運輸部として現地を確認するよう求めました。積載重量については、採石場で計量が実際に行われているか確認し、行われていればデータの提出をと求めました。
同席した日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「昨年、高江で違法ダンプ問題があり、みなさんも取り組んだが、また繰り返されている。昨年と同じ行政対応でいいといったら、住民の信頼を失う」と指摘し、踏み込んだ対応を求めました。