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2017年9月12日(火)

辺野古新基地 名護平和委が報告

沖縄の粘り 世界に感銘

ドイツで反基地国際会議

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(写真)9日、独ラインラント・プファルツ州で開かれた軍事基地反対国際会議で、辺野古新基地建設反対のたたかいを報告する上野郁子・名護平和委員会事務局長(伊藤寿庸撮影)

 【独ラインラント・プファルツ州=伊藤寿庸】ドイツにあるラムシュタイン米軍基地反対行動の一環として、当地で開かれた「軍事基地反対国際会議」で9日、名護平和委員会の上野郁子事務局長が、沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設反対のたたかいについて報告しました。

 上野氏は、名護の海の写真などをプロジェクターで映しながら、沖縄戦とその後の米軍占領下で住民が受けた苦しみ、復帰後も続いた米兵による犯罪や事故について説明。選挙を通じて何度も辺野古新基地建設反対の民意を示してきたことや、暴力的な基地建設に対するゲート前での粘り強いたたかいの様子を報告しました。

 上野氏は「米軍基地と隣り合わせの生活を子や孫に押し付けるわけにはいかない。核兵器も軍事基地もいらない、武力でなく対話と交流で人々が共に暮らせる世界を目指して頑張る」と訴え、大きな連帯の拍手を受けました。

 報告を聞いたブレーメン平和フォーラムのマーティン・シュミットさん(68)=元医師=は、「沖縄のことは第2次大戦の戦闘のことしか知らなかったので、とても感銘を受けた。今も多くの軍事基地があり、新しい基地はいらないとたたかっている沖縄の人たちの成功を願っている」と語っていました。


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