2017年9月10日(日)
非暴力の抗議 搬入阻止
沖縄 辺野古ゲート前
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米軍新基地建設に伴う資材搬入が旧盆明けの8日から再開された沖縄県名護市辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブゲート前で9日、県内外の約120人が「工事をやめろ!」と抗議しました。
早朝から50人以上が工事用ゲート前に座り込み、同日の資材搬入を断念させました。
糸満市から「島ぐるみ会議いとまん」のメンバー33人が大型バスで参加。初めて辺野古を訪れたタクシー運転手の男性(52)は「県民の非暴力の行動が続けば、新基地建設は止められると実感した。また必ず来たい」と話しました。
ゲート前で開かれた集会では、エンジントラブルで大分空港に緊急着陸した米海兵隊オスプレイが同日、所属する普天間基地(沖縄県宜野湾市)に戻ったことに対する怒りの声が上がりました。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「オスプレイは欠陥機だ」と強調し、配備撤回を求める運動の拡大を呼びかけました。
地元の名護市に住む男性が「現場で新基地建設反対の意思を示し続けることが、来年2月の名護市長選を勝ち抜く大きな力になる」と発言すると、激励と連帯の拍手が起こりました。
海上では抗議船2隻とカヌー13艇で抗議し、沿岸部に砕石と砂利を敷き詰めて仮設道路をつくる作業を監視しました。