2017年9月9日(土)
堺守り発展 竹山市長で
「都」構想を批判 市長選あす告示
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堺市長選で10日告示(24日投票)を目前に、3選をめざす竹山修身市長(67)を応援する「堺はひとつ 笑顔でつながる」市民の会が、「大阪都」構想による堺市の廃止・分割に反対する市民大決起集会を8日夕、堺東駅前で行い、駅につながるデッキにも鈴なりになった聴衆からも盛んな声援がおくられました。
同市長選では、大阪維新の会公認で新人の永藤英機・元府議(41)も立候補を表明しており、2013年と同じく竹山氏と維新候補の一騎打ちになる見通しです。竹山氏が「都」構想にきっぱり反対を表明しているのに対し、維新は「都」構想を隠して「堺は停滞」攻撃をくり返すなど、両陣営による激しい宣伝・組織戦がくり広げられています。
決起集会で、竹山氏は「堺は自由自治都市であって市民が主役。これからも私は市民の熱い熱い思いを受け止めます」と決意表明。「堺はひとつ」コールが駅前に響きました。
竹山氏を支持する平松邦夫・元大阪市長は、「都」構想実現への維新の強い執念にふれ、大阪市民と堺市民の力ではねかえそうと呼びかけました。
堺市出身の森裕之・立命館大学教授は、財政の観点から「都」構想を批判。「都」構想は赤字府政の穴埋めのために、堺市民の税金を奪うものだと強調しました。