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2017年9月6日(水)

安保理、北制裁に焦点

緊急会合 11日の決議採択めざす

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 【ワシントン=池田晋】国連安全保障理事会は4日、北朝鮮による6回目の核実験への対応をめぐって緊急会合を開きました。各国は一致して北朝鮮を非難。日米は英仏韓とともに対北制裁の一層の強化を求め、中ロは制裁強化には慎重な姿勢を示しました。

 会合は日米韓英仏の5カ国が開催を要請。冒頭に報告した国連のフェルトマン事務次長は、緊張の高まりとともに、誤解や誤算、事態の深刻化の危険性も高まっていると指摘。北朝鮮の挑発行為の打破には包括的対応が必要で、「賢明で力強い外交が効果を発揮するようにせねばならない」と述べました。

 ヘイリー米国連大使は、過去24年の安保理の取り組みも北朝鮮のミサイル開発を止められなかったと指摘。「もうたくさんだ」として、「可能な限り最強の(制裁)措置を採択しなければならない」と述べ、近く決議案を各国に配布し、11日の採択を目指す方針を表明しました。

 中国の劉結一(りゅうけついち)大使は「朝鮮半島に混乱や戦争をもたらすことは決して許さない」と述べ、体制崩壊を招くような制裁に反対すると示唆。ロシアのネベンジャ大使も「制裁強化だけでは解決できなかった」と関係国がただちに対話に戻ることを求めました。

 スウェーデンは制裁の検討に応じる姿勢を示しつつ「制裁だけで半島情勢は解決しない」と述べるなど、緊張緩和のため自制するよう関係国に求める国もありました。


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