2017年9月5日(火)
最賃せめて1000円に
東京・渋谷 ファストフードアクション
|
幅広い労働組合でつくる「最低賃金大幅引き上げキャンペーン」は4日、東京・渋谷センター街で、最低賃金をいますぐ時給1000円にして、全国一律1500円を実現するようアピールしました。世界中でファストフード労働者の時給増や最賃引き上げを求める「ファストフードグローバルアクション」に連帯する行動で、50人が集まりました。
呼びかけ団体のひとつ、郵政産業労働者ユニオンの浅川喜義さんは、現在、正社員との不合理な格差を禁止した労働契約法20条違反を訴える裁判をたたかっています。「郵便局の非正規雇用社員の時給は、地域最賃の端数を切り上げてプラス20円したもの。東京(10月から最賃958円)でも1000円に届きません。安心して働けるよう労働条件を向上させたい」と話しました。
書籍の流通部門の労働者でつくる出版ユニオン取次支部の伊豆野潔さんは、「取次の多くで労働者の賃金は最賃そのものです。組合のある職場では、有給休暇を取れるように改善しているが、賃金はなかなか上がらない」と、最賃引き上げでの処遇改善を訴えました。
ビラを受け取った男性は、「出身の広島は、東京よりもっと低い(10月から818円)。せめて1000円にしてほしい」と話しました。