2017年8月31日(木)
辺野古で「日本語わかるか」
小野寺防衛相「誤解招く言葉」
「差別的な発言」伊波議員が追及
防衛省沖縄防衛局の職員が、同県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対して座り込む市民に対し、移動を求める際に「日本語分かりますか」と差別的発言を行ったことについて、小野寺五典防衛相は30日の参院外防委員会の閉会中審査で、「誤解を招く言葉づかいに気をつけるように注意をする」と弁明しました。「沖縄の風」の伊波洋一議員に対する答弁。
小野寺氏は、職員が28日に問題の発言を行ったことに対し、工事車両がキャンプ・シュワブのゲートに入門するにあたり、危険を回避するための必要な警告を以前より行っていると説明。「いずれにしても工事に関係する方々の安全確保を最大限配慮して(基地建設工事を)進めていきたい」と強調しました。
伊波氏が「沖縄県民を見下すような差別的発言だ」と追及したのに対し、小野寺氏は「(職員が)何度も『危険です』と話をしたが、なかなか伝わらない中でこのような発言になったと思う。警備にあたる職員に、誤解を招くような言葉づかいに気をつけるように注意をしていく」と答えました。
昨年10月にも東村高江のオスプレイパッド(着陸帯)建設に反対する県民に対し、大阪府警の機動隊員が「土人」「シナ人」などの暴言が繰り出されています。