2017年8月30日(水)
赤旗編『日本の侵略と植民地支配』
韓国で出版、複数メディア紹介
「日本の言論人の良心告白」
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赤旗編集局編『語り継ぐ 日本の侵略と植民地支配』(新日本出版社、2016年3月発行)が韓国で出版され、複数の韓国メディアが紹介しています。
この本は、韓国の建国大学校KU中国研究院の「海外名著翻訳叢書(そうしょ)」の初回として実現し、8月に錠漢書房から出版されました。翻訳者は洪相鉉(こうしょうげん)氏。同研究院は15年に、日本共産党の志位和夫委員長の著書『戦争か平和か』を同大出版部から発行したことがあります。
KU中国研究院の韓仁煕(ハン・インヒ)院長は「推薦の言葉」で、歴史的観点で北東アジアを貫通する胸を痛めるキーワード、それは「日本の侵略問題」によるアジア人の傷である、しかし、日本の現政権はまだ謝罪や反省をする意思がなく、むしろ厚顔無恥な態度を見せている、そのなかでこの本は、「日本人によって日本のアジア侵略問題を追跡したということで大きな意味」があり、「十分読む価値がある」とのべています。
メディアの「韓国経済」はコラムで「日本の中の義人(=正義を重んじる人)たちと手を握って連帯を広げていくことが、日本を真の反省と謝罪に導く道だ」とのべ、「東亜日報」は「日本の政治家の妄言に憤怒しても、植民地支配を心から反省し軍国主義を警戒する良心的な日本人が少なくないことを忘れてはいけない」、「国際新聞」は「日帝の侵略の現場を追跡、日本の言論人らの良心の告白」と見出しで紹介しています。