「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年8月26日(土)

神戸市 保証人への債権放棄

災害援護資金 返済免除を拡大へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 阪神・淡路大震災被災者に貸し付けた災害援護資金をめぐり、神戸市は未返済の1957件(6月末、利子含め約33億円)の連帯保証人にたいする債権を放棄する方針であることが、24日までに明らかになりました。そのうちの多くが返済免除となる見込みです。今月30日に開会する9月議会に関連議案を提出します。

 災害援護資金は被災者に最大350万円を貸し付ける制度。市は阪神・淡路大震災にともない、約3万1000件、総額777億円を貸し付けました。返済期限は10年ですが、借り主の生活困窮などから未返済額が多く、国はことし4月に4度目の期限延長をおこないました。

 国は2015年4月、返済免除の対象を、自治体の判断で破産者や生活保護受給者、少額返済者に拡大できるようにしました。市はこれを機に、約6000件の返済を保留し、ことし6月末で約4000件を免除。残りについては保証人の資力の評価をめぐって国と見解が分かれ、保留が続いていました。市が保証人への債権を放棄すれば、借り主の経済状況だけで免除を判断できるようになります。

 日本共産党の赤田勝紀神戸市議は「被災者支援の運動の重要な成果です」と話しています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって