2017年8月23日(水)
韓国首相 対北朝鮮 共同の努力を
志位声明「大事な提起」
日韓・韓日議連 合同幹事会開く
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超党派の日韓議員連盟と韓日議員連盟は21日、ソウルで合同幹事会を開き、日本共産党からは穀田恵二(議連常任幹事)と笠井亮(議連幹事・法的地位副委員長)の両衆院議員が出席しました。
今回の合同会議は、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応が最大の焦点でした。
穀田、笠井両氏は20日の韓日議連主催の歓迎夕食会で李洛淵(イ・ナギョン)首相と懇談。韓日議連の役員を歴任した李氏の首相就任に祝意を述べるとともに、北朝鮮問題の危機打開のため米朝両国に無条件で直接対話を呼びかけた志位和夫委員長の「声明」を手渡し、趣旨を説明しました。
これに対し、李首相は「とても大事な提起だ」と述べ、「いま必要なことは、韓日両国が力を合わせて共同で努力することだ」と応じました。
穀田、笠井両氏は、同「声明」を韓日議連の姜昌一(カン・チャンイル)会長、金光琳(キム・グァンリム)幹事長にも手渡しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、青瓦台(韓国大統領府)で日韓議連代表団(額賀福志郎会長)の表敬訪問を受け、「韓日両国には歴史問題などの難しい問題はあるが、未来志向的な関係に発展させなければならない」と発言。とりわけ、北朝鮮の核・ミサイル問題で緊密に協力し、平和的に解決する必要があると強調しました。
合同幹事会では、11月5、6日に東京都内で両議連の合同総会を開くことを決定。総会の議題として、北朝鮮の核・ミサイル問題に関する日韓の連携や歴史問題等の解決方策などについて話し合うことで一致しました。(ソウル 山内聡・党国会議員団事務局)