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2017年8月21日(月)

広島土砂災害3年 被災者ら追悼式

犠牲なくなる世に

「ニュースに胸痛む」「対策進めて」 参列者口々

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 77人が犠牲となった広島土砂災害から3年となった20日、広島豪雨災害犠牲者追悼式実行委員会主催による追悼式が広島市安佐北区の会場で営まれました。遺族45人を含む被災者、国や県、市の関係者ら約600人が参列。黙とう後に広島市消防音楽隊が「見上げてごらん夜の星を」を献奏しました。


写真

(写真)遺族を代表してあいさつする宮本孝子さん=20日、広島市

大平議員ら参列

 安佐北区可部東で夫が土砂に埋まって亡くなり、自身は左足を切断する重傷を負った宮本孝子さん(77)は「今でも、ささいな物音や大雨、雷に恐怖を感じます。災害のために住み慣れた家が壊され、全てを失い、犠牲者が出ることはつらく悲しいです。災害で亡くなる人たちがいなくなる世の中になることを切に願います」と遺族を代表してあいさつしました。

 湯ア英彦県知事は「災害死ゼロをめざしてハード、ソフト両面からの防災、減災対策を推進し、災害に強い広島県を実現します」、松井一実市長は「災害を尊い教訓として胸に刻み、市民の誰もが安心・安全に暮らせる街の実現に向けてまい進します」と述べました。

 参列した女性は「災害で犠牲者が出たというニュースを見ると胸が痛いです」と語り、別の女性(20)は「3年たっても悲しいです。災害の対策を進めてほしいです」と話しました。

 日本共産党の大平よしのぶ衆院議員や市議が参列しました。


 広島土砂災害 2014年8月20日未明、広島市北部を襲った集中豪雨で土石流や崖崩れが発生。死者77人(うち関連死3人)、負傷者68人、住家の全半壊は396棟に上りました。多くの住民は土砂災害の危険があることを知らなかったことから、国は土砂災害防止法を改正。都道府県が警戒区域を指定する前に行う基礎調査の結果公表を義務付け、住民が危険な場所を把握できるようにしました。


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