2017年8月19日(土)
北海道 オスプレイ演習参加を強行
スタンディングで抗議
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北海道大演習場(恵庭市など)で行われている陸上自衛隊と米海兵隊の日米共同演習に18日、オーストラリアでの事故を受けて参加を見送っていた沖縄県普天間基地(宜野湾市)所属の米海兵隊MV22オスプレイが参加しました。
青森県三沢市の三沢基地に駐機しているオスプレイ4機のうち1機が訓練に参加。28日までの演習期間中、最大で6機が三沢を拠点に参加する予定です。
防衛省は当初、事故を受けて飛行自粛を要請。演習開始日の10日からの参加を見送っていましたが、米側が9日に「安全は確認済み」と宣言すると、11日に飛行再開を容認しました。
同日、「ピースアクションinちとせ」は、JR千歳駅前で、演習に抗議するスタンディング行動をしました。
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「武器を捨てよ」とギターを弾く人、オスプレイの沖縄県での墜落事故を報じた地元紙を掲げる人たちが集まり、「オスプレイ訓練反対」とシュプレヒコールを響かせました。
ピースアクションの渡辺和雄共同代表(民進党市議)や日本共産党の吉谷徹市議は、「事故原因を明らかにしないままの容認に憤りを感じる。国民の命と安全をないがしろにする政府に抗議する」と訴えました。
千歳市の女性(68)は「危険なオスプレイは、北海道はもちろん、日本の空で飛んでほしくない」と話しました。