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2017年8月18日(金)

戦争法下で役割拡大

日米2プラス2 辺野古「早期の完了」

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 日米両政府は17日(日本時間同日深夜)、ワシントンで外交・軍事担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開きます。日米2プラス2の開催は2015年4月以来で、トランプ政権下では初めて。(関連記事)

 2プラス2共同発表文は、北朝鮮や中国の動きを念頭に「同盟における日本の役割を拡大し、防衛能力を強化させる」と明記。

 これに関連して、15年の2プラス2で決定された新ガイドライン(日米軍事協力の指針)の実施の加速や、昨年3月に施行された安保法制=戦争法のもとでの「更(さら)なる協力の形態を追求する」と表明します。戦争法のもとで、日本の軍事的役割を一層拡大する方向性を示します。

 北朝鮮に対しては、「増大する脅威」と規定。「圧力をかけ続けることで一致」と表記します。

 沖縄県名護市辺野古への新基地建設について、普天間基地(宜野湾市)問題の「唯一の解決策」だと改めて言及。沖縄県民の民意に反して「可能な限り早期の完了」を強調し、工事を強行する意図を示します。

 さらに、沖縄県や県民の抗議による「一層の遅延」が、「同盟の能力に及ぼす悪影響に留意する」と表記し、恫喝の意図を露骨に示します。

 国内外で事故が多発しているMV22オスプレイについては、「沖縄の負担軽減」を口実に全国への訓練移転を引き続き促進することを確認。オーストラリアで5日に発生した墜落事故を受け、北海道での日米共同訓練への参加を見送っていたオスプレイが18日から訓練に参加できるよう、お墨付きを与えます。

 また、日本の南西諸島を含めた自衛隊の態勢を強化するためなどとして、日米両政府が在日米軍基地の共同使用を促進することを再確認します。


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