2017年8月17日(木)
オスプレイ 北海道での日米訓練
参加中止 強く迫る
共産党道委が防衛局に
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北海道での日米共同訓練に米海兵隊MV22オスプレイが18日から参加する問題で、日本共産党道委員会の青山慶二委員長と紙智子参院議員、畠山和也衆院議員は16日、札幌市の北海道防衛局を訪れ、オスプレイの訓練参加と同機の飛行を中止するよう、強く申し入れました。
オーストラリア沖でオスプレイが墜落する重大事故が起き、当初は「飛行自粛」を要請した安倍政権は、米軍が「安全」を宣言するや事故後わずか6日で容認、米言いなりの態度に道民の不安と怒りが広がっています。
佐藤智浩統括調整官は、豪州での事故原因は「調査中」としながら「機械的・構造的欠陥はない」と断言。米軍が「安全」と判断したのは「理解できる」と居直りました。
「“米側が言っているから安全”ということにすぎない」と紙氏が批判。事故が起きた夜間の訓練も実施する問題で、畠山氏が「米軍が必要とすれば、夜9時まで可能ということになる」と指摘すると、佐藤調整官は「その通り」と答えました。
さらに、市街地上空の飛行についても「十分な配慮を要請」と言うだけで、飛行ルートも明らかにしない防衛局側の態度に、青山氏は「飛行ルートが分からないというのは住民無視も甚だしい」と厳しく抗議しました。
畠山氏は、危険なオスプレイ訓練を直ちに中止せよ、と重ねて求めました。