2017年8月15日(火)
平和の喜び伝える
65周年記念平和美術展が開幕
東京都美術館
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65周年記念の平和美術展が14日、東京・上野公園の東京都美術館で開幕しました。20日まで。主催は美術家平和会議です。
全国から220人が出品し、平和を願う絵画、写真、書、彫刻、インスタレーション(空間表現)など415点が展示されています。このほか海外8カ国11人、14点を出品しています。
今回の特別企画展示「こどもたちへのメッセージ」が注目を集めています。“未来を担うこどもたち”のために、困難を乗り越える強さ、平和の喜び、生きる素晴らしさなどを“人生の先輩たち”が作品で伝えるものです。通りがかりに入ってきた少年たちのグループは係員から、亡くなった被爆者の肖像画の説明を、真剣な顔で聴いていました。
65年間、展覧会を続けてきた原動力について、米村直三実行委員長は「危うい日本の政治への危機感もありますが、平和を守りたいというみなさんの強い思いがあるからだと思います」と語りました。